静岡駅 もう時期も遅いと思うが、ネットで見ると山の上の方はまだ見頃だというので出かけてみることにした。
これも、前から乗ってみたいと思っていた寝台急行「銀河」のB寝台券(下段)を前日、余裕でゲットした。
新幹線自由席は9,440円で最短88分で着いてしまうが、「銀河」は、13,020円で4時間48分、まあ時間はゆっくりでもいいんだけどね。(乗車券 5,460円 急行料金 1,260円 寝台料金 6,300円)
寝台料金が高いが、新幹線との差額の3,580円が前泊のホテル代と考えて、現地で早朝から動けるのでOKとする。

寝台急行銀河 静岡1:55発で京都に6:43着予定
誰もいないホームで待っていると、駅員が寄って来て、ニコニコしながら「イチマルイチ乗る?」と聞いてきた。
意味が分からなかったので「銀河ですよ」と言うと、がっかりしたような顔で「ハイ、銀河はこのホーム、到着予定は1時48分頃です。」と言って去っていった。
後で知ったが、「銀河」の列車番号が「101」、ディープなマニアの間では「イチマルイチ」と呼ばれているらしい・・深夜、退屈な駅員さんは、マニアと話をしたかったんだな。
こんな寝台車に乗るのはマニアばかりなのか。

寝台急行銀河 銀河が到着、初めての寝台車にワクワクしながら乗り込む。

B寝台通路 平日と言う事もあり、空いている。
乗車率は30%くらいだ、上段は全て空席で下段の半分強が埋まっている。
乗車すると間もなく車掌さんがやってきて、検札をし、丁寧に車内や到着予定時間の説明をしてくれた。
一流ホテルのフロントマン(コンシェルジェ?)のような丁寧な喋り方でJRもなかなかやるな!と見直した。

B寝台下段 下段は窓が有るが、荷物置き場が無い。
今回は一泊で大した荷物もないので関係無いが、大きな荷物が有る人は困るだろうな。
ベッドの下は靴くらいしか置けない。
浴衣も置いてあるが、着替えるスペースも狭いし、そのまま寝る事にする。

上段荷物置き場 上段は窓が無いが荷物置き場は有る(廊下の上の部分)
ここは下段の人も使っていいのだろうか?

洗面台 昔風の洗面台、アルミのコップが懐かしい感じがする。

窓の外を眺めて しばらくは窓の外を眺めて雰囲気を楽しむ。
金谷駅までは覚えているが、その後は寝てしまった。
しかし、浜松駅や名古屋駅などで乗客の乗り降りはしない(ドアは開けない)が、しばらく停車する。
停車すると目が覚めて、今どこだろう?と窓の外を覗く。
停車中に貨物列車がどんどん追い越していく。
トラックに貨物を奪われているらしいが、まだまだ貨物列車もたくさん走っているのを実感した。

起床 切符明るくなって目が覚めた。(6:27)
疲れた感じはしない。
昔、学生時代に北海道へ行った時は夜行の急行列車で、もちろん寝台車ではなく、普通座席で一夜寝た。
翌朝、足、腰や首が大変だった事を思い出した。
こんなベッドでも足腰を延ばして枕で寝られるのは、普通の座席二人分を使ってちょっと横になるのとは全然違う。
京都はもうすぐだ。

京都駅 京都駅、予定通り6:43着
まだ通勤ラッシュが始まらないうちに近鉄で奈良へ向かう。
もし、新幹線の始発(静岡6:05発)で来ると、京都には8:00着。この1時間ちょっとの差は大きい。というか、銀河はもっと早く着いても良いと思うんだが・・・近鉄などの始発近くに乗れるように5:30頃着にしてほしい。
東京を新幹線の最終が出た後に発車すると、やっぱりこんなもんか・・

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