湯ノ島温泉 日本中の温泉を調査してきた調査団は、普段通っている静岡の温泉の良さをあらためて認識した。
ここで、その良さを再確認の意味で報告しておきたい。
まずは一番よく通っている湯ノ島温泉。
ここは、自転車で1時間とちょっと。坂道ばかりでとってもイイ運動になる。
湯ノ島温泉 入場料は500円。
けっこう広い休憩所が有って、のんびりできるのが良い。
(休憩所は、この廊下の右側、藁科川に面したテラス付き)
しかも、無料セルフサービスのお茶が、さすがの美味さで静岡人も納得。
湯ノ島温泉 浴室は下の階で、露天風呂はないけれど、大きな窓から藁科川を望むイイ雰囲気の大浴場だ。
湯ノ島温泉成分表 さて、問題の温泉はコレ!
これが凄い!
この後まとめるけれど…
ツルツル美肌温泉の要因と言われる重曹成分
Naイオン   1,489mg/kg
HCO3イオン 3,869mg/kg
は他の温泉に比べて桁違いに多い。
入った感触も、超ツルツルで気持ちイイ!
玄国茶屋 ややヌルめの超ツルツル温泉に1時間くらい浸かったあとは、併設の「玄国茶屋」でひと休み。
玄国茶屋 ここの名物は、目の前で打ちたての手打ち蕎麦。
玄国茶屋 「しぞーかおでん」も美味いし、手打ち蕎麦も最高だ。
鐘庵 蕎麦に「しぞーかおでん」と言えば「鐘庵」も外せない。
じゃがいもおでん、とろろ蕎麦が超ウマい。
海坊主 もう一つ「しぞーかおでん」のオススメは「海坊主」
海坊主 更に「黒はんぺんフライチーズ」が絶品!
海坊主 更に更に、それら静岡名物を「正雪」「初亀」「磯自慢」でっ!
もう何も言う事はない…
せんず駅 さて、もう一つの温泉へ…
国道362号をもっと奥に進んで、せんず駅
近年は普通のSLだけでなく、桜トンネルを走る「SL急行さくら」や、機関車トーマスで有名になっている。
JR東海道本線金谷駅から登ってきた蒸気機関車はここが終点、ここから奥はトロッコ列車のようなモノに乗換えだ。

長島ダム せんず駅からは国道362号を離れて、県道77号と388号で更に奥の長島ダムへ。
日本一急勾配の鉄道線路をアプト式機関車がゆっくり押して登ってゆくのが見える。
アプト式機関車 ところで今回は多元レポートとして、バイクで走った時と、列車に乗った時の両方を交えて報告してゆく事にしよう。
というわけで、日時は前後するがアプト式鉄道乗車報告。
機関車は「アプトいちしろ駅」で「長島ダム駅」までの一区間だけを登る為に連結される。

日本一急勾配の鉄道 アプト式機関車に力強く押されてゆっくり登ってゆく。
ここが、日本一急勾配の鉄道線路区間だ。

奥大井湖上駅 長島ダム駅でアプト機関車が取り外され身軽になった列車は、ももなく奥大井湖上駅に差し掛かる。
奥大井湖上駅 奥大井湖上駅は、もちろん無人駅で、改札も無いし売店もなんにもない。
奥大井湖上駅 駅から脱出するには、この橋を渡るしかない。
奥大井湖上駅 更に、トンネルの上まで急な階段を登らなきゃいけない。
かなりたいへんだ。
奥大井湖上駅 ただ、駅からの景色だけでは、湖上駅の雰囲気はつかめない。
湖上駅を満喫するには、対岸の展望所が一番だ。
接阻峡温泉駅 湖上駅から脱出して県道まで登り、しばらく歩くと「接阻峡温泉駅」に到着。
湖上駅で降りてここまで歩き、温泉に浸かって、この駅から帰るというハイキングコースが推奨されているが、逆回りの方がキツい登りがないから楽だ。
しかし、その場合は、ハイキングの前に温泉に入る事になるから、ちょっとイマイチ。
森林露天風呂 ところで、本題は接阻峡温泉駅前にある「森林露天風呂」
ここも入場料500円。
しかし、休憩所は無い‥というか個室休憩入浴は1,500円。
本来は民宿だから当然宿泊もできるけれど、建物が古いし評判は良くない…
森林露天風呂 ただ、そんな事はもう、どうでもいい。
ここの温泉は超超ツルツルで、ちょっと前までは日本一のツルツル温泉だと思っていた。
(ちょっと前というのは 榊原温泉を訪れるまでの事である。)
接阻峡温泉成分表 成分表のツルツル成分は、一般的な温泉よりはかなり高い数値を示しているが、湯ノ島温泉には及ばない…
Naイオン   429mg/kg
HCO3イオン 946mg/kg
なのに、湯ノ島温泉よりもツルツルなのが不思議だ。
我々調査団が日本一のツルツル温泉と新たに認定した「榊原温泉」も数値的には
Naイオン   98mg/kg
HCO3イオン 90mg/kg
と、もっと低い…なのに超超超ツルツル!
う~ん…更なる研究が必要だ。
梅ケ島温泉 静岡市の温泉として、忘れてならないのは「梅ケ島温泉」
実は、しばらく忘れていた…
梅ケ島温泉 前に来た時には、この橋の向こう側に市営浴場が有ったんだけど、知らないうちに無くなっていた。
調べたら平成11年に、もう少し下流の「黄金の湯」に移転してしまったらしい。
19年も前か…
梅ケ島温泉源泉 市営浴場跡地の上の源泉は健在だ。
今は入口に鍵が掛かっているが、大昔はこの奥が岩風呂(というか洞窟風呂)になっていて自由に入れたらしい。
梅ケ島温泉   梅ケ島温泉 この源泉は川の向こうの立寄り入浴「湯元屋」と、他の何軒かの温泉旅館に送られている。
橋の突き当たり正面が「湯元屋」。
梅ケ島温泉虹の湯 市営浴場が無くなってしまったので、「湯元屋」に入ってみよう。
入浴料は700円、ちょっと高いが仕方ない。
お土産売り場のレジで支払いして、2Fへ上がる。
梅ケ島温泉虹の湯 階段の突き当たりで男湯と女湯が分かれている。
梅ケ島温泉虹の湯 内湯にはイオウの匂いが漂っていて、イイ雰囲気だ。
(正しくは硫化水素臭‥と書いておかないと最近は「イオウは無臭だ」と突っ込まれるらしい。)
すぐ外に露天風呂もつながっている。
まずは露天風呂へ入ってみると、けっこう、かなりヌルめでツルツルして気持ちいい。
長湯できて嬉しい露天風呂だ。
源泉は内湯に注がれていて、内湯はけっこう熱い。
内湯の余った湯がパイプを通って露天風呂に流されている。
露天風呂で冷えてきたら、内湯で暖まり、熱くなってきたらまた露天に入る。
これがやっぱり最高に気持ちいい。
ただ、休憩所がないのが残念だ。
梅ケ島温泉成分表 成分的には特筆すべき事はないけれど、このツルツル感は大したものだ。
硫化水素臭も相まって、温泉感は抜群!
安倍の大滝 もう一つ忘れていた「安倍の大滝」
安倍の大滝 滝壺まで行くには、ずっと下から川沿いに1時間歩いて登るしかないらしい。
いつか行ってみようと思いながら、何十年たっても行ってない…

←旅行記TOP  湯ノ島温泉‐接阻峡温泉-梅ケ島温泉/静岡市の温泉