クフ王のピラミッド！
想像以上にデカイ！！
これが紀元前2550年頃に作られたという...4560年前か。
2000年前、ローマ帝国時代のセゴビア水道橋も凄いけど、 これはその倍以上古い
想像を絶すると言うか、4500年前の人たちがこれを作った事を考えると 夜も眠れなくなりそうだ...８時間くらいしか。
08:05

近くで見ると、結構デコボコしている。
１個、約2.5トンの石を210段、230万個も積み上げてあり、 高さは約140m。
昔はピラミッドの頂上まで自由に登れたらしいけど、 今登れるのは見学者通路部分だけだ。

見学者通路は正面からは見えないように、横向きに階段が切ってある。
ここでガイドさんが「ここから先はカメラ持ち込み禁止でス。」
「カメラはワタシが預りまス」
「入口の人にチケットを見せて入ってくだサイ」
と言ってカメラを持って離れていった。
8:10

ガイドさんが離れていったのは、この写真を撮るためだった。
かなり離れないとピラミッド全体が入らない。
親切なガイドさんは、遠くから大きく手を振り合図して写真を撮ってくれた。
ありがとう。
この時点ではまだ朝早いから行列は出来ていなくて、 すんなりと入る事ができた。
ピラミッドの本来の入口は上の大きな窪み部分だけど、 一際大きな石で塞いであって入れない。
現在使われている下の小さな入口は、大昔に盗掘者が開けた穴らしい。
8:17

ガイドさんにカメラを預けてしまったから当然、内部の写真は無い。
ガイドブックには懐中電灯が必須とか書いてあるけど、 それなりに照明は点いているので十分歩けるし、周りも見える。
見学者通路は左の図で、「１」から入り、少し下ってから「４」の 狭い登り通路を通る。

この登り通路は天井高さ1.3mしかなくて腰をかがめて登らなきゃいけない。
幸い両側に丈夫な手すりが有るから、手すりに上半身の体重を掛けて滑らせて登る。
それでも後半は太股の後ろ側が引きつりそうになって息も上がってしまう。
キツイ登りが終ると急に広い空間に出る。
ここが「８」の大回廊だ。

この大回廊も凄い。
石を積み上げるだけでも想像を絶するのに、その中にこんな巨大空間を作るとは...
しかも斜めになってるし...
どうやって空間を作ったのか考えると夜も...
大回廊も登りだけど広いからそれほど苦しくはない。
大回廊を登り終えたところが「１０」の王の間。

王の間には空っぽの四角い石の棺のようなものが一つだけポツンと置いてある。
でもどうやらこれは棺では無いらしい。
ピラミッドの中からは今までミイラや骨などは一つも見つかっていない。
ミイラなどを収める墓は別の場所に有るという。
じゃあピラミッドは何の為に？？
中の写真が全く無くてどんな様子だったか思い出せなくなってきた頃、 Googleさんの中を探し回って発見したストリートビューにリンクさせていただきました。

ゆっくりと内部を調査し、ちょうど20分で出てきた。
この頃には入場待ちの行列が出来ていた。
8:39

クフ王のピラミッド調査を終え、次のポイントへ向かう。
ピラミッドエリア内は広いから車がないと、とても回れない。
ガイドさんが車で待機している運転手さんを携帯電話で呼ぶ間、ちょっと待つ。
ピラミッドの内部はムシムシして暑かった。外に出た瞬間爽やかな感じがしたけど、 やっぱり外も暑い。

エアコンの効いた車に乗って一安心、カフラー王のピラミッド方面へ向かって走って行く。
カフラー王のピラミッド上部は表面の化粧石が残っている。
もともとどのピラミッドもあんなふうに斜めにペッタリと化粧石が貼り付けて有ったらしい。
8:43

クフ王のピラミッドにも最下段の一部に残っている。
（観光用に修復したのか？）

ピラミッドの向こうは延々と砂漠が続いている。
エジプトの国土の９０％は砂漠で、このピラミッドの向こうはサハラ砂漠につながり、 大西洋まで5000km以上も砂漠が続いているらしい。

送迎車は砂漠の中の道を走り、カフラー王のピラミッドを通り過ぎて三大ピラミッド展望台に到着。
ここにもラクダ商人とガラクタのようなみやげ物屋がたくさん居る。
8:50

三大ピラミッド展望台からの眺めは素晴らしい。
ラクダの隊列がちょうど向こうからやってきて雰囲気を盛り上げてくれる。
三大ピラミッドは、左からクフ王のピラミッド、カフラー王のピラミッド、メンカウラー王のピラミッドで、 その右の小さいのは衛星ピラミッドというらしい。
ガイドさんが「ラクダ乗りタイですカ？」と言ってきた。
ガイドさんの紹介ならボラレないらしいけど、 ラクダは特に乗りたい訳じゃないからお断りしておいた。
オフロードバイクのレンタルなら是非乗ってみたい。