いわ旅行記
写真で語る旅行記、地図付き。
2018年11月15日(木)~16日(金)
今年も暑くて長い夏がやっと終わった…
いよいよ紅葉の季節である。
近年、紅葉の観測がますます難しくなってきており、
調査地点・時期の選定には、より一層の慎重さが求められる。
そんな中、事前調査に万全を期した調査団は山梨県へ向かった。
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下部温泉/山梨その3
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昇仙峡からの帰り道、けっこう近いけれど来た事がなかった下部温泉の初調査である。
「裕貴屋」は、明治8年創業の「大市館」が最近(2007年?)惜しまれながら廃業した跡を引き継いで開いたものらしい。
16:13
玄関を通り過ぎた右側に宿泊客用ガレージが有って、ガレージの奥からも宿に入る事ができる。
しかし、最初はそんな事は分からないから、表の道路を回って正面玄関から入った。
玄関には、誇らしげに大きく温泉成分表が掲げてある。
16:18
更には「登録有形文化財」の額も赤毛氈に鎮座ましまし!
フロント…というか、座卓の帳場を通り過ぎてその奥のロビー?に案内されて待っていると‥
温泉や、囲炉裏の説明を聞いて、浴衣を選んで、部屋に到着。
二間続きの、ソコソコ広い部屋だ。
16:21
本物の温泉も2箇所有る。
まずは大昔から湧いていて、信玄の隠し湯とも言われた洞窟風呂。
それは、地下へ降りて道路の下をくぐった先に有った。
1300年前から湧いているというこの源泉を持っているのは、ここ「大市館」と、この隣に建っている「湯元ホテル」「源泉館」の3軒だけだ。
16:37
手前の細長い浴槽が源泉かけ流し。
下にスノコ状の板が布いてあるけど、その下の岩から源泉が湧いているらしい。
奥にあるのが暖を取るための加温浴槽。
源泉は32℃。と書いてあった…
ヌルい。
ヌルいんだけど、ずっと浸かっているとジワジワと暖かくなってくる。
時間をかけて暖まる人には加温浴槽は不要じゃないか?
加温浴槽はちょっと熱すぎるし…
まあ、真冬の寒い時期には必要なのかもしれない。
時々小さな泡がポコポコ出てくるし、スノコのすき間から源泉が湧いてきているのが分かる。
浴槽の角からは、かなりの水量が常にあふれ出ている。
無色透明でツルツル感もほとんどないが、なんとなく温泉らしさは感じる。
なんといってもこの手頃なヌルさがいい。いつまでも入っていられる。