下部温泉裕貴屋 昇仙峡からの帰り道、けっこう近いけれど来た事がなかった下部温泉の初調査である。
「裕貴屋」は、明治8年創業の「大市館」が最近(2007年?)惜しまれながら廃業した跡を引き継いで開いたものらしい。
16:13
下部温泉裕貴屋 玄関を通り過ぎた右側に宿泊客用ガレージが有って、ガレージの奥からも宿に入る事ができる。
下部温泉裕貴屋 しかし、最初はそんな事は分からないから、表の道路を回って正面玄関から入った。
玄関には、誇らしげに大きく温泉成分表が掲げてある。
16:18
下部温泉裕貴屋 更には「登録有形文化財」の額も赤毛氈に鎮座ましまし!
下部温泉裕貴屋 フロント…というか、座卓の帳場を通り過ぎてその奥のロビー?に案内されて待っていると‥
下部温泉裕貴屋 抹茶を持ってきてくれた。
イイ渋味にちょっと甘い干菓子がバッチリ合う。
16:20
下部温泉裕貴屋 温泉や、囲炉裏の説明を聞いて、浴衣を選んで、部屋に到着。
二間続きの、ソコソコ広い部屋だ。
16:21
下部温泉裕貴屋 窓からは、中庭が見える。
下部温泉裕貴屋 一息ついてから、さっそく温泉!
部屋近くの個室露天風呂を視察。
16:32
下部温泉裕貴屋 個室露天風呂は二つ有って、一つはヒノキ風呂。
下部温泉裕貴屋 もう一つは岩風呂。
でも、どちらも温泉ではないのが残念。
ここは写真だけ撮って、本物の温泉へ行こう。
下部温泉裕貴屋 本物の温泉も2箇所有る。
まずは大昔から湧いていて、信玄の隠し湯とも言われた洞窟風呂。
下部温泉裕貴屋 それは、地下へ降りて道路の下をくぐった先に有った。
下部温泉裕貴屋 1300年前から湧いているというこの源泉を持っているのは、ここ「大市館」と、この隣に建っている「湯元ホテル」「源泉館」の3軒だけだ。
16:37
下部温泉裕貴屋 手前の細長い浴槽が源泉かけ流し。
下にスノコ状の板が布いてあるけど、その下の岩から源泉が湧いているらしい。
奥にあるのが暖を取るための加温浴槽。
下部温泉裕貴屋 源泉は32℃。と書いてあった…
ヌルい。
ヌルいんだけど、ずっと浸かっているとジワジワと暖かくなってくる。
時間をかけて暖まる人には加温浴槽は不要じゃないか?
加温浴槽はちょっと熱すぎるし…
まあ、真冬の寒い時期には必要なのかもしれない。
下部温泉裕貴屋 時々小さな泡がポコポコ出てくるし、スノコのすき間から源泉が湧いてきているのが分かる。
浴槽の角からは、かなりの水量が常にあふれ出ている。
無色透明でツルツル感もほとんどないが、なんとなく温泉らしさは感じる。
なんといってもこの手頃なヌルさがいい。いつまでも入っていられる。

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