温泉から上がって、囲炉裏で一休み。
きょうの夕食に出るらしいヤマメを炭火で焼いている。
17:12

ここでは、なんとワインが飲み放題だ。
ワインを湯呑みで飲むのが山梨流らしい。

ツマミはなぜか甘栗と焼きマシュマロ…
マシュマロの下には、ぶどうジュースもある。

しかも、ぶどうジュースは超本格的だ。
ワインで飲みたい ナイアガラとコンコードも有ったので、一杯づつ飲んでみたら、甘さ控えめで酸味もソコソコ有って、ほんとのワインみたいだ。
でも、ワインみたいなジュースよりも、やっぱりワインがイイな…

焼きマシュマロもけっこうイケる。
串に刺して焼くのがちょっとめんどう…

夕食前なのに、こんなにワインが並べてあって、飲み放題っていうのは問題だ…

白ワインは、超レトロな氷式の冷蔵庫に収められている。
赤、白を湯呑み二つにちょっとづつ注いで飲み比べが楽しい！
ただ、ナイアガラとコンコードがこっちにはなかったのが、ちょっと残念。
それからツマミはマシュマロじゃなくてチーズとかクラッカーとか…
いや、しかし、そんなのが揃っていたら、ここだけで晩酌が終わってしまうな…

囲炉裏には、ご丁寧に部屋へワイン持ち帰り用のデキャンタまで置いてあった。
飲み比べで一番気に入ったヤツ（なんという銘柄だったかは‥忘れた）をナミナミと注いで持ち帰り、部屋宴会開始。
18:02

飲み物はタップリ有ったけど、やっぱり山梨の地酒も飲んでみたい。
誘惑に負けて、「しゅんのうてん」というのを頼んでしまった。
しかし、ここへ来るまでにもうワインを何種類も飲んできてヘロヘロだったから、どんな味だったか全然思い出せない…

あらかた食べ終わった頃に、さっきまで囲炉裏で焼かれていたヤマメが運ばれてきた。
これには、やっぱり日本酒がイイ！
（…と思うが、この時に日本酒が残っていたかどうか？）
18:24

夕食後、「バー」でもワインが飲み放題。と書いてあったので、館内探索に出発。
しかし、残念ながらバーは満員で入れなかった。
代わりに、面白いものを発見。
この宿は、ペット同伴宿泊もできるらしい。

更には、こんな温泉卓球も！
まあ、浴衣にスリッパで温泉卓球というのは、そんなに珍しくはない。
しかし、畳敷きの間で裸足で卓球というのは初めて見た気がする。

翌朝は、もう一つの温泉を調査。
「しもべ奥の湯高温源泉」は囲炉裏の手前から地下に降りたところに有る。
男湯のノレンをくぐって脱衣室に入ると、「ドドドど～」っと音が聞こえてきた。
お～凄い、打たせ湯かな？
と思って浴室に入ると…
なんと、天井が破れて、そこから温泉が滝のように湯船に注いでいる！
破れた天井を波板で補修してあるけど、仮補修のようで、あふれた温泉をなんとか湯船に落ちるように繕ってあるだけだ。
こっちの湯は少し硫化水素臭が漂って、薄く緑っぽい色がついている。
せっかくだから、打たせ湯だと思って浸かって、打たれてみたけど、どうも落ち着かない。
やっぱり、洞窟風呂の静かなヌルい温泉に入りたくなって、早々に撤収した調査団であった。

ヌルい温泉にゆったり浸かった後、朝食の時間。
「ほうとう」の奥にあるのは、ヤマメの開きだ！
他の小鉢はイマイチだけど、生卵も付いてるし、超満足。
08:08

更に、部屋には宮内庁御用達のコーヒー豆「ロイヤルエンペラーブレンド」！
ミルもちゃんと置いてあって、自分で挽きたてのコーヒーを煎れて飲める。
ミルでコーヒー豆を挽くのは何十年ぶりかだけど、この挽いている時の香りがたまらなくイイ！
また、家にもミルが欲しくなってきた。

建物の古さや、他にもいくつか難点はあったけれど、全体的にはかなり満足。
ところで、この宿には専用の消防車まで有った。
ちゃんと手入れもしているし、さすが国登録有形文化財！
09:05