いわ旅行記
写真で語る旅行記、地図付き。
2016年06月07日(火)~06月08日(水)
今年も、年に一度の唐招提寺開山忌の時期がやってきた。
案内を受け取った調査団はホテルを予約し、その他の視察も組み込んで、
万全の体制で臨んだ…はずであったが…
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唐招提寺/奈良彦根その4
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薬師寺は、拝観券を持っていれば再入場出来るので、前回と同じように北門から出て、歩いて唐招提寺へ向かう。
唐招提寺ホームページ開山忌案内より引用ーー
鑑真和上坐像・御影堂障壁画特別開扉
日 時:毎年6月5日~6月7日 9:00~16:00
場 所:御影堂 ※平成大修理のため、数年間は新宝蔵にて開扉します。
拝観料:特別拝観料 大人500円 中高生300円 小学生200円
(上記以外に通常の拝観料が必要:大人600円 中高生400円 小学生200円)
開祖・鑑真大和上を偲び、国宝鑑真和上坐像を収めた御影堂の厨子の扉が特別に開かれ、そのお姿を拝観することができます。
また、それに合わせ東山魁夷画伯奉納の障壁画と襖絵も特別公開されます。
引用終わりーーーーーーーーーーーーーーーー
これが今回調査のメインである…
13:54
案内を読んだから、平成の大修理中というのは分かっていた。
だから御影堂は見られないけど、鑑真和上像と東山魁夷画伯障壁画・襖絵は新宝蔵で見られると思い込んでいた調査団であった…
13:56
しかし、出発前日に公開時間などを再確認していると、
東山魁夷画伯の障壁画・襖絵は数年間公開されない。という情報も散見された…
もう今更中止はできないし、まあ見られなかったら数年後にまた来ればいいや‥と来てみたわけであったが、
13:58
やはり、新宝蔵で公開されているのは鑑真和上像だけだった。
しか~し、見られないと思っていた御影堂が、外観と前庭だけではあるけれど通常拝観料だけで見られるらしい。
これは嬉しい! しかも鑑真和上像のレプリカ付きだ。
これなら鑑真和上像本物をわざわざ行列に並んで(特別拝観料を払って)見る必要はない…
行列が嫌いなだけで、特別拝観料が嫌いなわけでは…な、無い。
14:14
…という事で新宝蔵の行列はスルーして中興堂へやってきた。
しかし、流石に鑑真和上!
レプリカと言えどもしっかりガードが固く、撮影禁止だ…
そして、中興堂の横から順路は御影堂へ続いていた!
監視員さんが居たので「ここも撮影禁止ですか?」
「ここは大丈夫ですよ。どうぞご自由にお撮りください。」
おぉ~!これは嬉しい!!
いや、ほんとに近年、いくら目で観賞して心に(脳に?)刻んでも‥
次の日にはすっかり薄れてしまうし…
頭にもSDカードスロットが欲しいと思う今日このごろ…
(目には人工のレンズ導入済だし)
14:17
しかし、大修理中のようには見えない。
裏の方に仮設足場がチラッと見えたけど、裏側から順に進めてるのかな?
じゃあちょっとそこの扉を開けてくれればいいのに…
そうか、障壁画・襖絵は取外してあるのか…
取外しついでに九州と広島で展示するらしい。
前に見た
東京国立近代美術館の生誕100年東山魁夷展(日刊ブログ新聞さんへリンク)では、襖絵一列だけの展示で大満足したけれど、
九州では御影堂内部をほぼ完全に再現する展示らしい。
これは行かなくちゃ!
前庭に並んでいるのは雛飾りと同様の「右近の橘」「左近の桜」というものらしいけれど、どうも桜には見えない。
調べてみたら、奈良時代には「左近の梅」だったらしい。
そう言われて見ると梅のように…見え‥るかな?
14:19
障壁画が見られないのは残念だけど、御影堂前庭を見学できたので、まあ満足。
帰りに売店で絵葉書を買ってきた。
これが、障壁画「山雲」