奈良駅前飛鳥の湯 かなり満足して奈良駅前のスーパーホテルにチェックイン。
さっそく駅前温泉「飛鳥の湯」でくつろいだ。
まぁ、近年よくある無理やり掘った温泉のようだけど、それなりに気持ちイイ。
16:37
湯元飛鳥の湯 参考ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…と、思ったら何年か前に泊まったスーパーホテル奈良大和郡山が湯元で、そこの温泉をタンクローリーで運んで来ているらしい。
まぁ、駅前ではなくて郊外であったとしても無理やり掘った温泉という事には違いないが…
湯元飛鳥の湯 温泉成分も、まったく同じだ。
湯元飛鳥の湯 しかし、大和郡山の方は湯元だけあって、駅前よりは濃かったような気がする。
湯元飛鳥の湯 特に湯元の露天風呂は、スーパーホテルの温泉とは思えないイイ湯であった。
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大和の地酒 温泉の後はもちろん…
地元の飲食文化調査だ。
奈良といえば…どこへ行こうか?と協議中「雨も降ってるし、その辺の居酒屋でイイじゃん」という助手の意見…
「えっえ~ここまで来て、わん?~?」
しかし、そのJR奈良駅前「わん」の前に「大和の地酒」の看板が!
よし!ここにしよう!
風の森 露葉風70 まずは生ビールで喉を潤してから、おもむろに「風の森」を注文。
17:48
風の森 露葉風70 これがね…もう最高!
純米無濾過無加水生原酒!って能書きは置いといて…
ほんとに大昔の日本酒(米+醸造アルコール+醸造用糖類+水++)とは全く違う…のは当然だけど、
ちょっと昔の吟醸酒・純米酒からも更に進化している。
…と、素人調査団なりに思う…
昨年秋の調査時、 小豆島の地酒「至宝 森」で日本酒についての認識を新たにし、日本各地の醸造法、日本酒度、酸度などについての調査も使命に組み込んだ調査団であるが、
この「風の森」は更に研究を深める必要が有る!!
家に帰ったら研究材料を調達しなければ…
春鹿超辛口 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ところで、古来より奈良の酒といえば「春鹿」。
日本最古の醸造蔵による「春鹿」超辛口純米を前回奈良出張の時に飲んだ事が有った。
春鹿は日本酒度+12、確かに超辛口だ。
2015年2月
貴仙寿
この時は日本酒度+11の「貴仙寿」も飲んだ。
2015年2月
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春鹿超辛口純米 しかし、奈良出張は1年ちょっと前、もうその時の記憶は薄れ、というよりほとんど残っていないから再度「春鹿」を復習してみよう。
18:09
春鹿超辛口純米 う~ん、これも美味い…美味いんだけど、風の森は旨い。
どちらもウマイけど、うまさの種類が違うような気がする。
それもそのはず、「風の森 露葉風70」は日本酒度-2だ。
日本酒度がマイナスというのは、水よりも比重が大きいという事らしい。
「春鹿」のように日本酒度が(プラス側に)大きいというのは比重が小さいという事で…
ここで、アルコールは水よりも比重が小さいと言う事を思い出してみると…
分かった!「春鹿」はアルコール度数が高い!!…
イヤイヤ「春鹿」の度数は15~15.9…「風の森」は17…??
つまり…どういう事だってばよ?
う~ん「風の森」には水より重い成分がたくさん残っているという事らしい…
これが無濾過無加水の仕業で、重い成分というのは旨味成分だったり、まぁ中には雑味成分だったりするわけで
無濾過ならなんでも旨いかというと、そうでもなかったり…
熟成の上善如水 更に、奈良の地酒ではないけれど、メニューで気になった「熟成の上善如水」を注文してみた。
これは、日本酒度+3
もうすっかりいい気分で、水の如し…
18:29
風の森 数日後、研究材料として届いた2本の一升瓶。
風の森 左が、奈良で飲んだ「露葉風70」、奈良県産の酒米「露葉風」を70%磨いて造っている。
右は、数ある「風の森」の中から追加研究材料として選定した「雄町60」。こっちは岡山県産の酒米だ。
風の森 「露葉風70」は日本酒度-2、「雄町60」は更に重い-4だ。
飲んでみると確かに「雄町60」の方が味が濃い!
それから「雄町」も「露葉風」も、奈良では気付かなかったけど微発泡というかスパークリング清酒のようにシュワシュワ感があって喉越しが気持ちイイ!
最初に開栓する時、シャンパンのように「シュポッ」と栓が飛びそうになるし、2日目も栓を開ける時に「シュポ」、3日目も「シュッ」…5日目くらいに「シュ」
それに伴って味もだんだん変わってくるのが面白い。

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