階段を登る前に、解説をじっくり読むと、萩反射炉は試作品だったと書いてある。
今で言えば、高速増殖炉原型炉「
もんじゅ」みたいなものか…
「もんじゅ」もトラブル続きで廃炉が決定してしまったけれど、萩反射炉と同じような試作品であり、予定通りにはほど遠いながらも、まさにトライアル&エラーで延べ250日運転し、次の実証炉につなげた功績は大きい!
明治日本の産業革命遺産
韮山反射炉は、もちろん調査済みだが、他にまだ見ていないのがけっこう有る。
しかし、宿題を残しておく事は良い事だ…
産業革命に貢献した反射炉はいくつか有ったが、遺跡として残っているのは韮山と、ここだけらしい。
「もんじゅ」も核燃料取出し廃炉後には遺跡として残した方がいいんじゃないか?
08:31
階段を少し登ると、トライアル&エラーの産業革命遺産「萩反射炉」登場!
反射炉の廻りでは、紅葉が進みつつある。
08:32
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参考:
トライアル&エラー平成日本のエネルギー革命遺産「もんじゅ」
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しかし、萩反射炉は煙突部分だけしか残っていないようだ。
煙突の上の方はレンガ積みになっているけど、一部崩れている。
だいぶ浸食が進んでいるようだが、なんとか保護できないものか…
撤収しようとしたところに、ちょうど電車が通りかかった。
なんとなく嬉しい…
08:43
参考:韮山反射炉
反対側には出湯口が有って、二方向四箇所から角の鋳台へ流れ込むようになっている。
参考:韮山反射炉
煙突廻りのL型鋼は昭和になってからのものであるが、明治時代からすでに鉄帯で耐震補強されていたらしい。
参考:韮山反射炉
しかし、産業革命とは言っても軍事利用だったのが残念だ。
参考:韮山反射炉
主に作られたのはカノン砲で、韮山で作られた28門が品川台場に据え付けられたらしい。
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