流氷砕氷船オーロラ号 これが網走の流氷砕氷船オーロラ号。
見た目は普通の船と変わらないが、船底が強化されていて流氷に船の先端を乗り上げ、 自重で氷を割って進む事ができるらしい。(氷厚60cmまで)
他に紋別に流氷砕氷船ガリンコ号というのが有って、こっちはサンダーバード(古っ)の ジェットモグラみたいに先端にドリルのようなものを装備していて迫力有る凄い外観をしている。 (実物は見たことないけど)
できればジェットモグラの方に乗りたかったけど、パックツアーなのでしょうがない。
13:48
オホーツク海 流氷の無いオホーツク海を流氷砕氷船が虚しく進む。
流氷が無い時は料金が一部払い戻されるので、 パックツアーでも添乗員さんが一人450円返金してくれた。
450円、もらっても嬉しくないな~。
流氷? 能取岬沖までグルッと回って、網走港に戻ってきたら、港内で流氷発見!
いや、これは港内結氷といって流氷とは違うらしい。
流氷は シベリア、アムール川の水で薄められたオホーツク海北部で海面が凍り、 凍る範囲がだんだん南に広がり、遂に網走まで到達した物が本物の流氷なのだそうだ。
しかし、近年流氷勢力が弱く、オホーツク海南部にはなかなか広がって来ないから、 北風が強い荒れた天気の時でないと網走まで流氷が接近してこない事が多い。
そんな時は飛行機が欠航したりJRが運休したりするから流氷を見に来れない・・
流氷が接岸した後、天気が回復して流氷が今度は南風で沖に流されるまでの間がチャンス。
む・難しい。
昔は2月上旬から中旬くらいに接岸したら3月末くらいまでず~っと全面覆われている事が 多かったらしい。
14:58
濤沸湖とうふつこ 虚しいクルージングはキャンセルして博物館網走監獄でも行った方が良かったな。
これもパックの辛いところ・・
今日の宿、知床へ向かう途中、濤沸湖でトイレ休憩。
えさ(パンの耳)を袋いっぱいに入れて100円で売っている。
その向こうには白鳥や・・や・・の野鳥が沢山居る。
(いろいろ鳥の種類を教えてもらったけど、忘れた・・)
15:18
濤沸湖 ここも全面結氷していて、川が流れ込む所だけ少し溶けている。
野鳥? その少し溶けているところに野鳥が集まっていて、 みんなで露天風呂に入っているみたいだ。
でも、溶けているところに集まっているのか、 餌をもらえるから集まっているのかよくわからない。
大鷲 野鳥観察用のスコープを覗いている人たちが沢山居て、 「あそこに大鷲が居ますよ、見てみませんか?」
と見せてくれた。
ん・・どこどこ?
大鷲 スコープにデジカメのレンズを当てて撮ってみた。
お~凄い、よく見える。
大鷲は人間のくれる餌に集まる下っ端の野鳥を見下しているような孤高な雰囲気がする。
オジロ鷲 濤沸湖の反対側の丘の上にはオジロ鷲が居た。
木にとまっていたけど、みんながゾロゾロ集まってきたから飛んでいってしまった。
とまっている時はそんなに大きく見えないけど、飛び立つとほんとに大きい。
翼を広げると2mもあるそうだ。
15:38
丹頂 濤沸湖とオホーツク海の間の真~っ直ぐな道を知床へ向かって快調に走っていく途中、 運転手さんが急減速、路肩に寄って停車した。
15:48
丹頂 なに、ナニ?事故?・・と車内がざわつき始めるより早く、ガイドさんが運転手さんに 「丹頂?どこ?」運転手さんが指差す方を見て、「皆さん、丹頂が右手に見えます。」
すごく目の良い運転手さんと、あうんの呼吸で反応するガイドさん。プロだね~。
「皆さんは本当に運が良いですね、1日で大鷲もオジロ鷲も丹頂も見られるなんて、 めったに無いですよ。」と言っていたけど、ほんとなんだろうか?
丹頂はトキなどと並んで21の特別天然記念物(動物)の一つで絶滅の恐れがあり、 なかなか見られないらしいが、丹頂は復活しつつあるらしい。
大鷲、オジロ鷲は天然記念物

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