福井の街に入ってから、「大野」の看板を見て急に宿題を思い出した。
但馬大仏日本第二位の五重塔を見た時に、当然の事ながら日本一の五重塔はどこか?と調べた結果、宿題リストに入っていたヤツだ。
14:39
ここは、日本一の五重塔だけでなく、大仏も坐像としては日本一らしい。
きょうは日曜日というのに、門前街はガラガラだ…
というよりも、廃墟のようになっていて、店は一つも開いていない。
…いや、歩いてみたら、自販機コーナーのような喫煙所のような寂れた店(ブース)が一つだけ開いていた。
14:40
しかし、大門手前でしっかりと拝観料500円は取られる。
まあ、500円なら納得だ。
14:45
「大門仁王像と廻廊」
大門の左右に勇猛なお顔の仁王像が
安置されているこの仁王像は 中国福
建省に於いて・・・
なんだ?これ?
ちょっと…どころじゃなくてメチャクチャおかしいゾ。
日本語がちょっと得意な外国人から、変な位置に改行とインデントを入れて送られてきて、受信時に更に自動改行された怪しいメールみたいだ。
同じく仁王像吽形
どちらも、但馬大仏のモノと同様、威厳ある…とはなんとなく言い難い。
新しすぎるからか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
参考:但馬大仏仁王像
前回報告済みのように、但馬大仏の仁王像はマンガチックで変な色が付いているからだと思うが‥
参考:東大寺南大門仁王像(金剛力士像)
大きさ(高さ)は、どれも8m前後でそれほど変わらないが、この圧倒的な威厳・迫力!
しかし、廻廊横のイチョウは綺麗に黄葉している。
これも、歴史を重ねて大木になれば更に見事な事だろう。
仁王像も歴史を重ねれば…?
14:46
大仏殿が見えてきた。
ここは正式には「清大寺」。
ただ、最初は大実業家が観光施設として建てたもので、宗教施設ではなかったらしい。
2002年に正式な臨済宗の寺院となったが、初期に宗教法人にしなかったのは、地元に恩返しとして税金を納めたかったからだという…
凄い人だ。(しかし、実際は集客がうまく行かず、税金を納められなくなって、売りに出されてしまった…)
14:49
参考:大仏殿高さ比較
越前大仏清大寺大仏殿 52m
奈良大仏東大寺大仏殿 49m
但馬大仏長楽寺大仏殿 40m
しかし、これも観光施設という先入観が有って、由緒ある・ありがたみのあるモノとは感じられない。
申と未、巳と辰、寅と子など、ほとんど同じだし…
14:51
…だが、しかし!
この大仏様は凄い!
坐像としては日本一の大きさを誇る立派なものだ。
これも新しく作られたものなので、歴史を重ねているわけではないけれど、威厳ある堂々とした雰囲気に思わず手を合わせて拝みましたよ。
ヘアスタイルがちょっと気になるけど、やっぱり巨大さは正義か?
14:54
参考:大仏(坐像)高さ比較
越前大仏(盧遮那仏像) 17.0m
但馬大仏(釈迦如来像) 15.8m
奈良大仏(盧遮那仏像) 14.7m
鎌倉大仏(阿弥陀如来坐像)11.4m
反対側は普賢菩薩と阿難陀。
これらも、大きさは立派だ。
しかし、頭と体のバランスがちょっとおかしいような気がする。
15:02
またまた、おかしい解説文は置いといて、
参考:五重塔高さ比較
越前清大寺 75.0m
但馬長楽寺 70.0m
京都東寺 54.8m
奈良興福寺 50.8m
そういえば、京都東寺五重塔は新幹線から見えるので何度も見た事はある…しかし、お寺の中に入って見た事はない。
これまた宿題だ。
宿題を回収しに来たのに…
この五重塔はエレベータ付きだ。
一番上まで一気に登ると、阿弥陀如来、釈迦如来、薬師如来が鎮座ましまし。
薄暗い事もあって、非常に厳かな雰囲気だ。
15:24
五重塔最上部の欄干からは大仏殿と、遠くに城が見える。
しかし、あれは城ではなく、勝山城博物館。
あれも、この大仏を建てた実業家が作ったものらしい。
15:27
きょうの宿は、アパホテル福井片町。朝食付き6,280円。
ここを選んだのは、すぐ近くに「やきとりの名門 秋吉」があるのを見つけたからであった。
チェックインしてからワクワク歩いて行ったら、きょうは日曜日。お休みだった…
本場?の焼き鳥を楽しみにしていたのに…
悔しいからコンビニで焼き鳥を買ってきて、反省会開始。
長い休みだから(365連休)曜日の感覚が無くなるけど、ツーリング時には、曜日はちゃんと考えて計画を立てないといけない。
18:50
もう一つ残念だったのが、ホテルの温泉に入れなかったこと。