いわ旅行記
写真で語る旅行記、地図付き。
2011年2月19日(土)~2月21日(月)
前回調査報告(2009年)に於いて深刻な状況を認識し、
「継続調査の必要有り。」とされた
地球温暖化の、流氷に与える影響についての調査(その2)出発
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斜里-ウトロ/流氷再調査その14
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そろそろ朝メシの時間なので、後ろを振り返りながらしぶしぶと帰路につく。
流氷のオホーツク海に注ぐ斜里川から湯気が上がっている。
6:51
さて、バスに乗り込んで出発なんだけど、
このあたりは道路案内板に謎の数字が書かれている。
7:55
だいぶ手前から「向こうの右側の木にオオワシが居ます。」
「え?どこどこ?」
バスが速度を落として近くまで来ても一般人にはなかなか見つけられない。
更にオシンコシンの滝パーキングの近くで、またガイドさんがオオワシを発見。
一旦停車し、みんなバスから降りて観察タイム。
流氷もいい雰囲気だ。
8:46
オオワシは鋭い目で海を睨み、水面近くに来た魚を食べる。
普段はもっと北のロシア沿岸にいるんだけど、
冬は流氷で海面が塞がれてしまうから流氷と一緒に南下して知床まで来るらしい。
絶滅危惧種なので天然記念物に指定されている。
「流氷が来なくなると・・オオワシも来なくなってしまう。」
と、ネイチャーガイドさんが寂しそうにつぶやいた・・
8:53
「こんどは流氷の上からオジロワシが飛んできますよ。」
へえ、あれがオジロワシか・・
尾が白いのはオオワシも同じなんだけど、オオワシは全体がクッキリ黒く、
肩と尾がハッキリ白い。クチバシもスッキリ黄色い。
オジロワシは全体的にボンヤリ茶色い。尾もドンヨリ白い・・
「じゃあなんでオオワシにオジロワシって名前を付けなかったのか?というと、
オオワシの方が大きいからなんですね~」
そりゃそうか・・オオワシをオジロワシにしたらオジロワシはコワシになっちゃうか・・
でもシロウトには現物を遠目に見るだけでは区別がつかず、
600mm望遠で撮った写真をPCで見て、やっと分かった。
「流氷もこれくらいが一番いいんですよ。」
「水面がないとオオワシも獲物を狙えないし」
「一面接岸して上に雪が積もると海なのか陸なのか全然分からなくなっちゃいますからね~」
バスはウトロを通り過ぎ幌別川を渡って、いよいよ世界遺産エリアに入ってきた。
羅臼岳(らうすだけ)が綺麗に見える。
道路脇の急斜面にエゾシカがたくさんいる。
9:51