いわ旅行記
写真で語る旅行記、地図付き。
2016年09月27日(火)~09月28日(水)
東京の高層ビルはいくつも視察・省エネ調査をしてきた調査団であるが、
大阪のビルは一つも視察していない事に気がついた。
あべのハルカスが高層ビル日本一の座を横浜ランドマークタワーから奪って久しい。
日本一の座を保っている間に調査しなければならないだろう。
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大阪城石垣/三名泉調査その1
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天気予報最優先で調査日程を決められるようになって初めての出発日、最近の予報は結構当たる。
高層ビルの調査にはもってこいの文句なしの青空だ。
9/27(水)06:59
新大阪から地下鉄に乗り換えて淀屋橋、そこから歩いて来たのは「国立国際美術館」
ここは高層ビルではない…
それどころか地上には入口しかないから、建物の高さはわずか数mだ…
おかげで近くまで来てもなかなかそれらしい建物を視認できず、スマホナビを疑いながらも人の波に従いながらやっと到着できた。
平日なのに凄い行列だ…
10:41
この行列は、「永遠の軍団」を見に来た人たちのものだ。
何十年か前に静岡産業館で見た「兵馬俑」
その時は兵馬俑が発見されて歴史も浅く、「永遠」というキャッチフレーズも無かったような気がする。
しかし、当時静岡産業館の兵馬俑展はレプリカながらもそれなりに立派な兵馬俑坑が再現展示されていたと思う。
遠い記憶のイメージはこのくらい?
これはちょっと期待外れだ。
後ろの写真パネルも角度がおかしいし…
今回のメインは、兵馬俑坑ではなくて兵馬俑単体や装備品らしい。
確かに兵馬俑馬車は立派なものだった。
しかし、それ以外は2,200年前という歴史的価値を考慮しても…まあ価値の分かる人にとっては素晴らしい展示会であった事だろう。
次は地下鉄に乗って大阪城にやってきた。
日本一の石垣を再確認する為である。
これまでの調査によれば、日本一高い「と言われている」
伊賀上野城高石垣は29.7mで実は日本2位であり、日本一の石垣で有名な
丸亀城は4重に積まれた石垣の合計高さ60mが日本一だった。
単体では大阪城本丸東側の石垣が32mでトップであり、この本丸東側石垣を現地視認するのが任務だ。
地下鉄天魔橋から歩いてきたここは「西外堀」。高さはそれほど感じないが、広さは凄いものだ。
13:07
東側に回り込んで、日本一の石垣を確認!
あとであの石垣の上に行ってみようと思っていたけど、すっかり忘れてしまった…
大手門から入ったところに巨石がある。
ここの巨石(大手見付石、大手2番石、大手3番石)はほとんど小豆島から運ばれたものらしい。
小豆島の石切丁場を見てきた調査団にとっては、親近感というか懐かしさを感じる誇らしい存在だ。
13:15
更に内堀を渡って桜門を抜けると城内1位の「蛸石」が鎮座している。
ただ、巨石ランキングは表面に出ている部分の面積で決めているから実際の大きさ(体積または重量)は、最近の調査で奥行きが大きい事が判明した我らの「大手見付石」が1番らしい。
…という事は、他の石は奥行きが薄いと言うことなんだけど、確かに他の巨石は化粧板的というかハリボテ的というか…
とにかく実質の石垣は中側にしっかり組んであるけど、威圧的に表面を覆うように設置してある事が多いらしい。
ピラミッドの積み方とは違うようだ。
小豆島大阪城残石記念公園
大手見付石には遠く及ばないけど、この巨石を昭和の時代に人力で小豆島からここまで運んで来たという。
小豆島、大阪、両青年会議所の根性に脱帽!