長島ICから東名阪道に乗って四日市ICで降り、山道を少し走って約1時間で湯の山温泉三峯園に到着。
20:14

三峯園は山の斜面に建っているから、駐車場から玄関までちょっと感じの良い石段がある。
20:16

玄関を入るとすぐに女将さんが部屋に案内してくれ、長い説明はなくてお客の体格を見て浴衣を持ってきてくれる。
(女性のみ各種色浴衣が選べる)
このくらいの放置加減がちょうどイイ。

部屋は当然、和室。
もう暗くて外は見えないけど角部屋でいい感じだ。
20:21

三峯園館内図
そうそう！風呂の場所とか時間なんかはこれを見れば分かるんだし、だいたい到着早々に「おふろは夜11時まで、朝は6時から…食事は…」なんて口頭で立て続けに言われてもすぐ忘れちゃうし…

ともかく、すぐに浴衣に着替えて温泉だ！
20:26

風呂場へは、玄関を通り抜けて

リフォームしたてのような綺麗な廊下を通っていく。
口コミでは「建物は古い」という記載が多かったけど、ちゃんと維持管理されているし床なんかもピカピカですよ。

浴室の手前にあった湯上り処は後で楽しむとして

温泉！温泉！
女湯は、この階段を登った男湯の真上に有るらしい。

ここは、浴室にタオルもバスタオルも完備されていて使い放題だ。
いや、決して無駄に使うわけじゃないけど、2回目、3回目の入浴にも新しいタオルが使えるから気持ちいい。

さっそく露天風呂に入る。
誰もいないからじっくり写真も撮れたし、雰囲気も良いし、のんびり浸かって満足。満足。
20:28

露天風呂は2人くらいしか入れないけど、内風呂は左奥に長く伸びていて結構広い。

この温泉は肌がツルツルになる「美肌湯」で有名だ。
でも、ツルツルに大きな期待をして入ったらちょっと物足りない…
成分表をよく見ると、アルカリではあるけれどpH9.0とそんなに強くはない。
それよりもここはラドン温泉成分が強いらしい。
アルカリ度合い（ｐH）とツルツル度合いも、思っていたほどには関連がない事は、日本一のアルカリ温泉 白馬八方温泉pH11.3で確認済みだ。
いろいろ調べた結果、 つるつる温泉の謎。温泉みしゅらん さんの資料によると、ツルツル度は、アルカリ度pHの高さだけでなく、 ナトリウム＋イオンの多さとカルシウイオンの少なさが影響しているらしい。

そういえば…と言いながらまたまた横道に逸れていく調査レポート…
今までに入った温泉の中で、ツルツル度トップクラスの一つ 青森古牧温泉

青森古牧温泉の成分表を改めて見てみると、pHは9.16で大差ないけど、 ナトリウムイオンは64.5mg/kgで、湯の山温泉の47.4mg/kgよりも確かに多い。
しかもカルシウイオンは0.2mg/kgで湯の山温泉の2.8mg/kgよりも少ない。
なるほど！

もう一つのツルツル 下呂温泉

下呂温泉は、pHは8.9とそこそこだけど、なんとナトリウムイオンが115.8mg/kgだ!!
カルシウイオンは3.7mg/kgとちょっと多いけどナトリウムイオンの多さが良いようだ。

更に調べると、和倉温泉は、ナトリウムイオンが桁違いの4103mg/kgだ
でも、前に 和倉温泉に入った時には、確かに濃くて良い温泉だと思ったけどツルツル感はそんなに感じなかった。
これは、カルシウイオンも桁違いに多い（3193mg/kg）事と、pHの7.7という低さの為らしい。

更に更に、前回宿題の日本一のアルカリ温泉、 白馬八方温泉は、
pHは圧倒的な11.3
ナトリウムイオン44.1mg/kg
カルシウイオン15.9mg/kg
これでpHが高いのにあまりツルツル感を感じなかった理由はなんとなく 分かったような...分かった事にしよう。
まだまだ調査は続く…

最後に我らの静岡市葵区、ツルツルの湯の島温泉

ツルツル度合いでは日本1…2…もしくは3、4、5を争う(調査団調べ)湯の島温泉も、pHは8.2で弱アルカリだけど、 ナトリウムイオンはこれも桁違いの1558mg/kg！
カルシウイオンは3.7mg/kg。更に炭酸水素イオンも桁違い！4051mg/㎏！。
更に更にメタケイ酸も20.7mg/㎏含まれている！
トップクラスのツルツルなのも納得。
（もしかして、ほんとに日本一？）

上の階に貸切風呂があるらしいのでちょっと見てみようと思ったけど、鍵が掛かっていて入れなかった。

ツルツル感はそんなに感じなかったけど、気持ちいい温泉に満足して湯上り処を覗いてみた。
コーヒーは朝だけだけど、冷たい水と

温かい黒豆茶と飴玉が置いてあって、コミックがどっさり並んでいる。
黒豆茶が美味かった。
20:52