温泉調査が終わったら、こんどは醸造文化的研究の時間だ。
食事処の入口には研究材料がずらりと並んでいる。
おぉ~!これは期待できそうだ。
17:58
研究席は、まさに雪見障子!
これはイイ!
こういう本物の雪見障子は、もしかして初めてかもしれない。
ここも結構山奥だけど、一応糸魚川市だ。
だから「寒鰤」とか「のどぐろ」とか日本海らしい嬉しい献立が並んでいる。
さて、問題の研究材料は…
新潟というよりも、まずはやっぱり糸魚川の醸造文化について研究しなければ。
う~、糸魚川だけでもたくさんあり過ぎて悩む…
糸魚川の地酒5種が、解説付きでチョコっとづつ並んでいる。
チェイサーというか口直し(口すすぎ?)用の水も付いて来るし、醸造文化研究に最適だ。
最近の調査団の好みとしては、淡麗辛口ではなく甘口というか芳醇旨口というか、とにかく味の濃い「雪鶴」がイイ。
18:19
献立表を見て、出てくるのが楽しみだった「のどぐろ塩焼」
これはウマイ!
ただ、ちょっと食べられる身が少ないのが残念だ。
18:22
糸魚川の醸造文化的研究が終わってしまったので、次は新潟に範囲を広げてみよう。
まずは「〆張鶴 特別本醸造 雪」
これが、また旨い。
牛ロース和風焼きにも、良く合うし、漬物にも良く合う。
…って、いつも同じ事ばっかり言う調査団であるが、結局日本酒は何にでも合う…
18:35
調査団の使命は、地球環境調査及び調査地点に於ける歴史的文化的温泉的B級グルメ的調査であるから、現地で調査研究するのが一番重要である。
しかし、いつもの事ながら研究不足を感じた我々は、後日研究材料を調達した。
「〆張鶴」が入手できなかったのが残念だ。
小豆島の地酒「森」は琥珀色をした複雑な味の有る普通酒で、いくら研究してもまだ足りないから既に調査団の継続研究スタンダードになっている。(安いし…)
いやほんとに醸造文化の研究というのは難しい…
雪鶴は純米吟醸が入手できた。
現地の研究材料は本醸造であったが、十分旨かった。
この後日調達材料は、同じような旨さに加えて更にフルーティーさが増している感じがする。
「純米吟醸」というラベルを見て飲んでいるからそういうものかもしれない‥
「八海山」は逆に現地が吟醸で、追加調達が特別本醸造。
しかし、これは「特別本醸造」というラベルを見て飲んでも、現地の吟醸と比べて遜色の無い旨さだ…
ともかく、満腹大満足で部屋に戻り、囲炉裏に炭を入れてもらった。
19:37
嬉しい事に、ここでは炭を入れてもらうとサービスで「かき餅」が付いて来る。
「謙信」もサービスで置いてあるけど、きょうの研究は十分捗ったからコイツはお持ち帰りとして、かき餅を焼こう。
香ばしい良いニオイが立ち昇って…と、思っているうちにすぐに焦げ始める。
炭火は強力だ。
慌てて焦げ目の付いたかき餅をふーふー言いながら食べる。
この焦げ目がまたウマイ!
これは〆のラーメンより数段上だ。でもちょっと量が少ない…
満腹だったはずだが…
19:41
しばらく夜景を眺めていると、小雨が雪に変わってきた。
おぉ~、雪国はこうでなくちゃ!
明日の朝が楽しみだ。
20:07