いわ旅行記
写真で語る旅行記、地図付き。
2019年04月07日(日)~04月09日(火)
忙しい…というか忙しくないんだけど、自由が少ない…
定年で素晴らしく自由な1年を過ごした後
再就職してしまった事を後悔しながら1年が過ぎ、いよいよ桜の季節到来。
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丸岡城天守/令和を迎える桜前線その3
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丸岡城は、先週までは、このパンフレットにあるように、1576年築造と考えられていた… 以下参考
国宝松本城乾小天守 1591年
国宝姫路城天守 1601年
国宝犬山城天守 1601年
国宝彦根城天守 1606年
国宝松江城天守 1607年
国宝松本城大天守 1615年
重文丸亀城天守 1660年
重文宇和島城 1666年
重文備中松山城天守 1681年
重文高知城天守 1747年
重文弘前城天守 1810年
重文松山城天守 1852年
ともかく天守閣内の調査開始。
まずは1階の模型。
坂井市の「丸岡城国宝化推進室」や「丸岡城天守を国宝にする市民の会」などが中心となって、この広大な堀を復元しようという動きがあるらしい。
民家などが建ってしまっている部分もあり、完全な復元は困難らしいが、少なくとも公園となっている部分については実現できそうで、非常に楽しみである。
(邪魔な建物もなくなるし…)
10:25
天守台が高いから、1階の窓(石落とし)からもけっこう遠くまで見渡せる。
2階の窓から見ると、瓦に石が使われているのが分かる。
これは、寒冷地の為に普通の瓦では凍結で割れてしまうかららしい。
ちょっと見ると、下る方が危ない感じがするが、下る時はちゃんと足元が見えるし、踏み面も以外と広く、安心して降りられる。
逆に登る時は足元が見にくく、予想以上に1段が高くて、持ち上げたつもりの足が上段に届かずに空振りしてしまって怖い思いをする…
3階では、階段を降りる人の順番待ち行列ができていた。
10:33
3階からの景色。
あそこに、広大な内堀が広がっていたら、さぞかし立派だろう。
あと何年掛かるかな?生きているうちに見られるだろうか…
…柱。
何が問題かというと、丸岡城天守の国宝指定を目指すに当たって、築造時期などを特定できる史料が乏しく、歴史的事実が判然としない事で…
(他の現存天守で国宝になっていないモノ共通の悩みらしい。)
その事実を突き止める為に、この柱・梁の年代測定を行なったところ…
なんと、先週までは1576年築造で日本最古と考えられていたものが、1624年ごろの築造らしい。という結果が出てしまったのだった。
(坂井市教育委員会2019年3月26日発表)
まあ、日本最古でなくとも歴史的事実が判明すれば良い訳であって、国宝指定を目指し、調査を続ける姿勢は変わらないようだ。
頑張れ!推進室!市民の会!
内堀も早期によろしく!
と、いうことで現存12天守制覇…
ではあるが、特に松本城など調査不足の感が有り、継続調査は必要だ。
来年の花見…いや調査は松本城にしよう。
天守から出てきて、天守台の周りをぐるっと観察。
石垣は野面積みで、古さを感じさせる。
城としては1576年で間違いないらしいが、天守は1624年。
石垣はどうなんだろう…
しかし、資料館といっても「資料」の写真ばっかり展示してある…
本物の「資料」はほんの少ししかなくて、ちょっとがっかりだ。
しかし、地図マニアとしては、この「道中地図」は非常に興味深いモノであった。