千畳敷を過ぎるとすぐに佐渡金山左折の標識が有り、曲がって上り坂に差し掛かる手前で、なにやら巨大な遺跡が見えた。
おっ!これが金山か?と思ったけど、佐渡金山はもっと向こうだという看板があったから一旦通り過ぎた。
でも、あれは金山とは違う何かじゃないか?ちょっと思い直してUターン。
8:16
こんな立派なものが有るのに入口に看板も無いというのは、なんでだろう?
この左の「50mシックナー」は昭和と言われればそんな気もするけど、対岸の浮遊選鉱場はどう見ても昭和27年まで動いていたとは思えない。
8:26
しかも、「発掘調査によって....確認された」?
昭和27年まで操業していた設備が...?
う~ん...昭和はそんなに遠くなってしまったのか...
入口に看板も無いからか、観光客も一人も居ないし、どうにも不思議な遺跡だ...凄く立派なのに...
8:27
この、佐渡金銀山も日本の世界遺産暫定リスト11件の中に入っていて2017年の登録を目指しているらしい。
頑張れ!「世界遺産推進課」
8:31
北沢地区を出て、金山方面へ坂を登ったらすぐに、佐渡奉行所を発見。
ここも寄ってみよう。
奉行所の駐車場からは下の北沢地区遺跡群がよく見える。
8:35
入場料は500円。
入場券を購入すると、「今、ご案内します。ちょっとお待ち下さい。」
と、裏の方から案内のおじさん登場。
8:37
おじさんは案内図の順路通りに進み、随所で色々と説明してくれる。
最初の廊下沿い右側の小部屋には解説の写真が展示されている。
8:41
板張り廊下の途中で段差が有り、畳敷きの部分を通り抜ける。
「ここでね、敷居が高くなってるでしょ。」
「高くなった畳敷きのところは位の高い役人が通るところなんですよ。」
「『敷居が高い』っていうのはこういう事なんですね」
!!!
おぉっ!!なるほどっ!!
今まで「敷居が高い」っていう言葉の誤用について、どうにも納得できない思いが有ったけど、このおじさんのおかげで吹っ切れた!
そうだよ!誤用なんかじゃないんだよ!こういう事なんだ!
8:43
別のところにもう少し小さい御白州が有る。
こっちは吟味所で、訴状を出した町人と訴えられた町人を別々に呼び出して取り調べした場所らしい。
8:48