一次調査から17日後、ほんとはあと1週間早く来たかったけれど業務上の都合によりかなわず、遅めの二次調査開始。
いつもの八ヶ岳PAで朝食休憩
4月30日 8:03
信州中野ICで降りるすぐ手前、小布施PA付近で高速道路沿いに満開の桜がたくさん見えた。
おっ!こりゃこの先の千曲川桜堤も期待できるぞ!と思いながら通過。
千曲川桜堤の前に、4月25日に開通したばかりの志賀草津道路へ積雪量の調査に向かった。
渋峠は霧が立ち込めていて、これはこれで良い雰囲気だ。
10:34
国道最高地点の渋峠を通り過ぎて少し下ったところが一番雪が深く、雪の回廊になっている。
でも、今年は雪が少ない。
8年前、
2006年の雪の壁
に比べて高さは少し低いかな..という程度(今年は高さ8mらしい)だけど、
雪の壁区間の長さがぜんぜん違う。
前はこの雪の壁が延々と続いていたけど、今年の壁は長さ200mくらいしか無く、その向こうは山肌、コンクリート法面が露出していてとっても寂しい...
それでも8mは、ここ最近ではかなり多い方らしい。
10:39
雪の壁区間が短かったからすぐにUターンして戻ってきてしまった。
この雪の壁高さと長さについても地球環境調査団の定点観測地点として継続調査の必要有りだな...
10:43
雪の山を降りたら、満開の桜が待っている...はずだった花の駅千曲川。
11:52
昨日見たYahoo桜情報でも、ウエザーニュース桜チャンネルでも満開表示だったのに...小布施の桜はさっき現実に満開だったのに...
これは残念...
菜の花は綺麗に咲いているけど、桜はほとんど葉っぱばかりだ。
まあ昨日見た桜情報という事は2日前時点の状況だから仕方ないけど、小布施との差はどういうことだろう?
どちらも千曲川沿いで同じような環境のはずなのに...品種が微妙に違うのか?
11:55
また雨が降って来たし、花より「おやき」..いや蕎麦屋があるから蕎麦にしよう。
他の店は空いているのに蕎麦屋だけ行列が出来ている。
まあ昼時だからしょうがない、並ぼう。
...と、この時はこの蕎麦の正体に気づいていなかった。
「ツナギにオヤマボクチを使用しています。」と書いてあったけど、意味が分からないし...
ともかく「きのこおろしそば」と「かけそば」を注文。
11:56
道の駅の蕎麦だからぜんぜん期待してなかったけど、食べてみてビックリ!
蕎麦が濃いというか、パサパサしてないのに蕎麦粉たっぷりの味がする。
後で分かったけれど、この富倉蕎麦は最近こそ店が増えたものの、ちょっと前までは飯山の山奥、富倉集落でしか食べられない幻の蕎麦と呼ばれていたらしい。
山奥の富倉集落では、蕎麦は採れるけど、小麦が採れない。
だから蕎麦粉100%で、ツナギにヤマゴボウの一種(これがオヤマボクチ)の葉から取れる繊維質を手間暇掛けて練り込んでいる。
これが、蕎麦粉100%で味が濃いのにモッチリした美味さの秘密だった。
12:13
幻の蕎麦に大満足したから、桜の残念さは消えていた。
でも一応調査写真は撮っておこう。
12:38
ここから直江津フェリー乗り場までは、例の富倉集落をバイパスで通過すればあと少し。
ちょっと時間があるので花の駅にポスターが貼ってあった高橋まゆみ人形館へ来てみた。
館内撮影禁止だから写真はないけど、田舎風景のいろんなジオラマに、どこか懐かしいような親戚のおじさんおばさんを思い出すような人形がたくさん並んでいて癒される。
12:38