上の間 御栽許所の向かいに大広間が有り、その上座が更に一段高くなっている。
ここが一番偉い御奉行様の座る所、上の間だ。
当時は世界一とも言われた佐渡金山を抱える佐渡奉行は、幕府の中でも超エリートだったらしい。
8:48
埋鉛 定勘定方役所の部屋には何やら大きな塊が展示してある。
これは発掘調査で大量に出土した鉛板で、金に含まれる不純物を取り除く為に使用したものらしい。
8:51
埋鉛 重さは41kg。
横に置いてある重さ体験用のレプリカは一般人がぎっくり腰にならないように30kgで作ってあるそうだ。
30kgでも結構重いよ。
8:55
御白州 ちょうど一周案内が終わったところで次の客が来たようで、おじさんは「あとはご自由にご覧下さい。御白州も降りて良いですよ。」と言って入口へ戻っていった。
ありがとう!おじさん!
御白州から土下座して見送りました。
9:01
寄勝場よせせりば 外に出ると、今度は別の案内人が隣の寄勝場(よせせりば)を案内してくれた。
9:01
寄勝場 寄勝場とは採掘した鉱石を砕いてふるいに掛けたり水に沈殿させたりして金銀を含む部分を選り分ける場所の事。
製錬へ送る前段階だ。
この後の工程も復元したいけど予算がないらしい。
9:05
勝場の工程1石扣いしはたき まずは石扣き(いしはたき)。
「叩き」(たたき)じゃなくて「扣き」(はたき)なんだな...
この字は佐渡金山関連の他には全然使われていないようだ。
勝場の工程2石臼 この勝場や奉行所が正確に復元できたのは、当時の絵巻物や図面がたくさん発見されたからだそうだ。
勝場の工程3ねこ流し さっきのおじさんも「ここは役所がやってるんで、限られた予算の許す限り真面目に忠実に復元してます。」
「その代わり人形なんかは置いてないし、売店も無いですけどご了承下さい。」
と言っていた。
人形?なんの事かよく分からなかったけど、この後、佐渡金山(こっちは株式会社ゴールデン佐渡が経営)を見たら、言いたい事はよく分かった。
勝場の工程3 丁寧に詳しく説明してくれたこのお姉さんも、佐渡市社会教育課の名札を付けている。
頑張れ!社会教育課!
佐渡奉行所 想像をはるかに超える充実度に大満足で奉行所を出た。
(でも売店が無いのはちょっと寂しい)
9:17

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