いわ旅行記
写真で語る旅行記、地図付き。
2019年05月02日(木祝)~05月06日(月祝)
史上初の10連休。各地で大混雑大渋滞が予想されていた。
しかし、10日間もじっとしているのはもったいない。
日本の道実走調査(その1~3)を完了していた調査団は
次の使命として旧街道の歴史的文化的調査を思いつき‥
い、いや慎重な検討の結果、選定した。
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岡部宿大旅籠柏屋/旧東海道その8
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入場料を払うと、ボランティアガイドのようなおじさんがいろいろ詳しく説明してくれる。
表の障子窓が良く出来ていて面白い。
13:23
1階の説明が終わると、「2階はご自由にご覧になってきて下さい。1階は武士が泊まる部屋ですが、2階は町人が泊まる部屋なので、違いもよく分かると思いますよ。」
って事で自由見学だ。
13:24
2階では、さっきの弥次さん喜多さんがもう食事を始めていた。
内容は庶民的ではあるが、お酒も付いてるし、思っていたよりはソコソコ満足できそうだ。
13:27
しかし、朝食は脇本陣といえども時代を感じさせる質素さ。
この脇本陣の食事例は、大阪の豪商が旅した時の実記録らしい。
この豪商は、京から江戸まで12泊13日で、1日40km!!歩いたと言う!
まあ1日40kmは、頑張れば歩けなくはない‥と思う。
しかし、1日40km ×13日! 毎日40kmだから、それは我々調査団には到底無理だ‥
やはり東海道五十三次の徒歩調査には1ヶ月以上掛ける必要がある事が良く分かった。
もう一つ分かった事は、袋井宿朝食の「ふわふわ玉子」
これは、最近B級グルメのB1グランプリで売り出し中の「たまごふわふわ」の事で、ほんとに江戸時代から有った名物料理だった!
ただ、江戸時代からずっと作り続けている店は無く、忘れ去られていた料理だったが、B1グランプリを契機に江戸時代の記録から再現して売り出したものだった。
これは是非東海道五十三次徒歩調査の時に食べなければ…
昔の人は、この携帯枕を持って旅したと言う…
しかし、この枕だけで弥次さん喜多さんの振り分け荷物の片方はいっぱいになりそうだ。
ほんとにこんなものを持って歩いたんだろうか?
使い心地も良さそうには見えないが…
振り分け荷物をそのまま枕にした方が気持ち良さそうに思える。
13:29
柏屋を過ぎると、すぐに東の桝形で街が終わっている。
桝形というのは、敵の襲来を防ぐため。とアチコチに書かれているが、ほんとにこれで敵の襲来が防げるのか非常に疑問だ。
城の石垣に囲まれた桝形なら分かる気もするが…
(そもそも平和な江戸時代に敵の襲来を気にする必要が
有ったのか?)
1階へ降りてきて、武士が泊まる部屋を視察。
広い縁側と庭に面していて雰囲気は最高だ。
2階は縁なしの畳だったが、武士の部屋は縁付き畳だ。
最近は、縁なし畳の方が加工の手間が掛かる事から高くなっているが、昔は縁付きの方が高級で、しかも身分によって色柄も決められたりしたらしい。
13:39
昔は、この案内板付近に一里塚跡の碑が有ったらしい…
このあたりの国道1号は、超立派な幹線道路になっていて、歩道橋で渡らなきゃいけない。
14:32
こっちが、これから越える宇津ノ谷峠方向…なのであるが。
時間的にはまだ余裕でも、足腰とエネルギーに余裕が無く…
14:33
不本意ながら、そこに見える廻沢口バス停できょうの徒歩調査は終了する事に決定。
宿は藤枝駅前の東横イン。
まだ部屋に入るには早いので、先にエネルギー補給だ。
15:46
コレコレ!
良いエネルギーが並んでいる。
そう言えば‥歩いている途中ガソリンスタンドを見つけると、無意識にガソリン残量計とトリップメータを確認しようとして視線を手元付近にウロウロさせてしまう事がやっと無くなってきた。
何はともあれ生ビール!
まずは、エネルギーというより熱中症回復の為の水分補給…
ほんとに体中に染み渡る感じだ!
(熱中症には水!ポカリ!OS1! ビールは逆効果ですよ~)
更に、明日の峠越えに備えてハイオクも補給。
「志太泉」と、さっき東海道沿いで見た「喜久酔」を補給っ!
「初亀」は買ってきたのが有るから、後で飲もう。